アロマテラピーといえば、「香り」ですよね。
香りで何ができるの?
不思議に思うかもしれませんね。
香りの秘密は植物にあります。
天然の植物から採れた香りには、
自然界において、なくてはならない『働き』があります。
植物は、人間と違って、足がありませんよね。
(あったら恐ろしいですね(笑))
そのため、外敵が来た時に、身を守るために、
芳香物質だけを香りを分泌する腺があり、
香りによって、いろいろな働きをするのです。
いったい何のために芳香物質を分泌するのでしょう?
ここでは自然界での働きを見ていきたいと思います。
1.誘引作用
植物は、子孫を残すために、繁殖しなければなりません。しかしながら、根っこが張っていると動けないため、
虫や鳥などを誘引して、受粉をしてもらうのです。
2.忌避作用
虫や鳥、動物に食べられると困るという場合には、忌避したくなるような香りを放出していきます。
3.抑制作用
植物といえども、生き残るためには、他の植物に勝たなければ、生き残ることができません。
生き残るために、種子の発芽や成長を止めたり抑えたり
する働きもあります。
4.冷却作用
赤道に近いところに生息している植物などは、暑過ぎて枯れてしまいそうですが、冷却して、
太陽の熱から身を守る働きをしているものもあります。
5.うっ滞除去作用
植物のなかで、不要になったものを捨てて行く働きもあります。
まとめ
このように、香りには、自然界で生き残るための働きを備えた作用があるのです。
それを人に使うと、薬理作用として、たくさんの
相乗効果があるといわれています。